日々是好日毎日御元気

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Category [日浦君スピンオフ ] 記事一覧

荒木祐志の心情 蒼山学院大学編

 なんだ?「結構綺麗って言うか、まぁかわいいよな」 数多くの人が行きかうキャンパス内を、人のデパックを肩に担いで泳ぐように歩く、中山先輩の足はまっすぐに中央の第一カフェテリアに向かっていた。その後ろを俺は必死で見逃さないようについて行った。 時々後ろをチラリと見やって、こっちが付いて行くのを確認するような素振りをする。それに気がついて顔を向けると、すぐにそっぽを向いて足の踏み出しがとたんに早くなる...

荒木祐志の心情 蒼山学院大学編

 1年の後半で受けることの出来る大講堂でのゼミなんて、本当のところ2年から先の専門課程の「お試し」にすぎない。2年になってからの選択肢を今からある程度体験してみて、やっぱりこれがいいとなったら2年の、いや3年4年でやっていく道を決めるために複数のゼミを選択し比較が出来るって言う、まず他の大学にはない至れり尽くせりな制度の所為で、実のところ1年のうちは一般教養課程と専門分野のゼミを受けるため、忙しい...

荒木祐志の心情 蒼山学院大学編

 料理は真鍋が言うとおり、美味しかった。「でねー、今度の3連休は軽井沢に行こうと思うのー」「やだーなにそれー本決まりなんだー」「合宿?それってみんなで行くの?」「みんなって言うかー」 パスタは3種類、一番美味しかったのは大蒜と唐辛子の利いた辛口味のヤツで、でも緑色の幅広麺のクリーム味のも、めちゃくちゃ美味しいミートソース味のもかなりイケてた。「ねぇねぇ、一緒に行かない?」「近藤の家の別荘、空くかな...

荒木祐志の心情 蒼山学院大学編

「あ、でもさ」 人並みをかき分けずんずん進む真鍋の後を付いていきながら、一番大事なことを思い出した。「なに」「何って、俺さ」 隣に喋っているつもりなのに、なんだか早足の真鍋についていけなくてつい後ろから声をかけることになる。「まだ酒飲めないぞ」「・・・はぁ?」 はぁじゃないって、真鍋、お前もだろ? そう言って思わず足を止めたのに真鍋が気が付いて、戻ってきたところで「だってさ」と困った顔を隠さないで...

荒木祐志の心情 蒼山学院大学編

「・・・お前、その格好なの?」 駅前で8時に待ち合わせな、と言われたとおりに駅の改札から出たところでぼさっと立って真鍋が来るのを待っていると、向こうからやってきた真鍋が「よぉ」と声を挙げたか挙げないか位のところで、おいマジかよと首をかしげて立ち止まった。「なんだよ、おかしかったか」「や、全然」「はっきり言えって」「いや、あーなんつーかさ」 そばまで寄ってきた真鍋は、伸ばした手で上に羽織ったシャツの...
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